
中小企業が失敗する多くの理由は○○です。
@川越の倒アラ事務所にて
今回は、「中小企業の多くが失敗する理由」について書こうと思います。
著名な方で、マイケル・E・ガ―バーという方がいます。
彼は、世界ナンバー1のスモールビジネスコンサルタントです。
ガ―バーは中小企業の多くが失敗に終わる理由をこう説明しております。
(「起業したい人への16の質問」著者:堀越吉太郎 秀和システム)より抜粋
ガ―バーは、経営者の持つ人格を3つに分類している。
1. 起業家…変化を好む理想主義。新しいビジネスに繋がる活動を行う役割を担う。
2. マネージャー…管理が得意な現実主義者。ビジネスに必要な人の管理、仕事の管理を司る役割を担う。
3. 職人…手に職を持った個人主義者。実務を遂行する役割を担う。
中小企業の多くが失敗に終わるのは、経営者が起業家ではなく、職人としてビジネスを始めてしまうから。
職人自体が悪いのではなく、経営を始める前にも後にも、経営について、まったく勉強していないことが問題だと言います。
そのため、上記の3つの人格のバランスが整わず、多くの場合、「職人」 の人格が ビジネスを支配してしまう、とガ―バーは考えました。
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当社も多くの企業様を見てきましたが、往々にして上記のような企業を見てきました。
起業をすることや、経営者になることは、大変良いことですが、職人気質のみで始めるのではなく、スタート前も、事業が始まってからも、経営について多くのことを学んでいかなければ、事業運営をしていくのは、そう簡単ではないことですよね。
とくに資金繰りや資金調達は中小企業にとって切っても切り離せない大切なことであり、このノウハウを持っているかで生きるか死ぬかが決まると言っても過言ではありません。