
根本が倒産アラームをはじめた理由
@川越の倒アラ事務所にて
今回は「当社設立の想い~裏エピソード②~」ということで、根本が資金繰り改善アドバイザーをやろうと決意した理由をお伝えしたいと思います。
まずはじめに、わたくし根本のプロフィールでもご紹介したように、私はアドバイザーの傍ら保険代理店業もしております。
保険代理店業は、父と一緒に営んでおります(いまは引退しましたが)。
銀行を退職した理由も、父の保険代理店を継ぐためでした。
保険代理店業をしながらアドバイザーをやろうと決意した理由ですが、、、
それは3つあります。
1つ目は、「企業規模の小さい会社は資金繰り・資金調達に弱いため、相談できる相手が必要」だと感じたからです。
これは銀行時代に数々の中小企業を見ている中で、ある共通点を見つけました。
規模の小さい企業は、社長自ら営業をしたり経理を担当したり現場に出たりと、仕事を兼務していることが多くマネジメントをしつつプレーヤーでもある。
そのため資金繰りや財務面等にしっかり向き合う時間の確保が難しくなる。
また試算表は作っていたとしても資金繰り表等を作成していないことが多々あることから、資金管理がおろそかになりたびたび資金ショート寸前の場面がある。
このようなことが規模の小さい会社すべてに当てはまるわけではありませんが、比較的多かった印象があります。
資本や人員、経営資源が限られている中での事業運営のため難しいところですが、そのような規模の小さい会社に対し、何か資金面のアドバイスでお役に立ち、良い経営をしてもらえれば嬉しいと考えました。
2つ目は、「保険商品は、事業運営のなかの1つでしかない」ということです。
保険代理店をやっていくにあたり、保険という金融商品は金融の一部でしかありません。
法人のお客様の立場で考えると、事業運営をしていくなかで、今後どのように売上を上げようか、利益を上げていこうか、と事業計画を考えるように、、、
どのようにリスクヘッジをし、安全に事業運営をしていこうか、どのように節税をしようか、と社長は考えると思います。
このような場面のときに、はじめて保険という商品が登場するわけです。
なにが言いたいかというと、「木を見て森を見ず」ではありませんが、お客様の事業実態全体を見られるアドバイザーをやりつつ保険商品の取扱いをした方がお客様のニーズ、またはお客様が気づいていない点をアドバイスできるのではないかと考えました。
よりよいアドバイスをするのであれば、武器はたくさんあるだけ心強いです。
その武器の1つが、「保険」です。
はじめは「保険業→アドバイザー」をやろうと思ったのが、「保険⇔アドバイザー」というかんじになりました。
要は両方とも関連性があるわけですね。
3つ目の理由は、私に対し、良くして下さり様々なことを教えて下さった地元のお客様と、ここまで育てて頂いた銀行のために何かお役に立てないかと考えたときに、「地元企業(理由1の必要性)」と「地元の銀行」をつなぐ橋渡し役として、資金繰り改善アドバイザーが一番自分の知識を活かせるのではないかと考えました。
銀行員は毎日とても忙しいです。
お昼ご飯もまともに食べられないぐらい時間がないものです。
そのような中で、与えられたノルマ・目標を達成しなければならないとなると、営業活動も優先順位を付けなければなりません。
そのため、すべてのお客様に対しまんべんなくアドバイスするのは不可能に近いのです(※わたしの経験上)。
とくに、小さい企業のお客様の場合は、社長が現場に出ていたり、接触するタイミングが取りずらいこと等から訪問頻度が少なくなり、業況の実態把握が銀行としても難しくなってしまうのです。
またお客様側からみても、資金繰り・資金調達に不安を抱えている中小企業が多いなか、銀行員から直接さまざまな情報を聞けないのは不利益だと思います。
このような状況では銀行にとってもお客様にとっても良いことはありません。
私はそのような営業実態を身をもって経験し、そのような環境を少しでも是正するために企業規模の小さい会社と銀行のパイプ役になり、資金ショート等の最悪の事態を回避したり、銀行とのお付合いの仕方等を、お手伝いをできればと思っております。
このような理由3点があり、アドバイザーをやる決断をしました。
そして私のこの考えと、佐藤が残り数年間で中小企業のために資金繰りの知識・ノウハウを提供したいという考えが一致し、当社設立に至りました。
私たちの心のなかで、一番根底にあるのは、「大切な地元企業が1社でも多く、半永久的に存続し続けていただきたい。」それがすべてです。
何かあれば、お気軽にご相談ください。
P.S.
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