試算表の活用法について
@川越の倒アラ事務所にて
今回は、「試算表の活用方法」について書こうと思います。
試算表は自社の経営状況を把握するために大切ですが、実は外部に自社の事業実態を報告するためにも重要となります。
外部とは、例えば……
銀行です。
実は銀行などの金融機関は、試算表等の資料を融資しているお客様から徴求するルールになっています。
原則、四半期ごとにお客様から頂き、事業実態を確認します。
ですから最低限、試算表は作るべきなのです。
銀行のためにも、自社のためにも。
さらに、借入をしている銀行へは、できれば3カ月に1度は社長自ら訪問し、社長の言葉で、自社の現状をお話ししましょう。
銀行の営業マンが定期的に訪問しに来ますが、それを待つのではなく社長自ら銀行の支店へ足を運んだ方が好印象です。
面談時に、試算表をお渡しし、試算表の数字と事業活動内容をリンクさせながら報告をすると効果的です。
また当然ですが、訪問時は、銀行の担当者も忙しいですので、あらかじめアポイントを入れてから面談してください。
しかし、自ら銀行へ足を運べない忙しい社長さんは、ある工夫として月に1度、銀行の営業マンを定期預金の集金や、手形割引の申込等を使い、訪問させ、そこで試算表をお渡しし、事業報告をしている社長もいます。
現在、銀行員も極めて忙しいため、集金業務は極力減らしている傾向にありますが、場合によっては引受けてくれますので交渉してみても良いでしょう。
いずれにしても、定期的に銀行の方と接点を持ち、つねに近い関係性を維持したほうが、いざ資金調達をしたい、というときに相談しやすいです。
忙しいなか時間を確保するのは難しいですが、会社の資金繰り等のためにも銀行と情報交換をしましょう。
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